大手ゼネコンによる談合(独占禁止法違反)について問題が取り上げられています。
この問題については、私が問題視している発注体制の構造が昔から変化していない事実を物語っています。
建設業界では、この内容は珍しくなく、中小企業、零細企業まで発展している課題であります。
但し、発注する側からするとこの問題は悪くもあり、良くもあります。
リニアの様な大規模プロジェクトについては、それを熟せる技術力と資本が無ければいけません。工事が進む中で企業が傾いてしまったら元も子もないからです。また、この工事を行えるゼネコンがどれほどいるのか。。。
この問題も発注構造の問題が大きいです。 私の専門分野でもこの縦構造の発注は数多くの施主様が無意識に行ってしまいます。 この様な大規模プロジェクトにも発注者側で積算が行える専門家、発注構造を含め、JV参加企業の企業分析が行える人材の配備が必要でしょう。